目 的
本社団は、病診連携を軸として、後方支援病院と在宅支援診療所・訪問看護事業所や訪問介護事業所と家庭とをしっかりサポートする。
個人の尊厳を尊重した利用者本位の在宅医療を始め、医療・福祉・介護に関する各種地域サービスの提供を推進するため、先駆的かつモデル的な在宅医療等に関する事業をサポートすることにより、地域における医療福祉及び公衆衛生の向上に寄与することを目的とします。
設立経緯
わが国における高齢化社会の進行は世界にも例をみない速度であり、これに伴い寝たきりや認知症の高齢者や、障害者及び、『がん難民』と呼ばれる方々への対応が急がれています。
従来、介護サービスを必要とする高齢者や障害者の対応策をしては、医療療養型病床群をはじめとし、特別養護老人ホームや老人保健施設等のような、施設収容が中心に考えられてきました。
これらの人々にとって社会生活から隔てられることなく、これまでと同じ住みなれた地域社会で、近隣の人々とふれ合いや助け合いの中で介護を受けながら生活していくことの意義や大切さが認識されつつあります。
このため、医療と福祉の連携による在宅ケアに関する研究及び実践が緊急の課題となっています。
以上の点から、在宅ケアに必要不可欠な地域医療を担う、医科及び歯科の医師並びに、調剤薬局、ケアマネージャー、訪問看護事業所や訪問介護事業所等、多数のご賛同いただける方々のご協力、お力添えにより、2012年8月に本社団が設立されました。
本社団は、それぞれの知恵と創意を結集し、在宅あるいは地域社会における高齢者等を対象とするケアのあり方やシステムについて、調査研究を行うとともに在宅ケア事業や施設運営等を、実践することにより、福祉の向上に寄与するものであります。